ドラマなどで取り上げられて世間一般に認知されるようになった、女性特有のマウンティングという行為。主に言動によって他者よりも自分を優位な立場に導く行動のことですが、無自覚で明確な対処法を持っていないと、こうしたランク付け合戦のスパイラルに巻き込まれて抜け出せなくなり、他人との関係を破壊してしまう恐れがあります。
主要な対処策は、他人との関係性の疎近を見極めて適正な距離感を保つようにすることですが、上手く立ち回ることで無意味なマウンティングを抑止することもできます。もし今後職場などで円満に働きたい場合は、心得ておくと活用できるかもしれません。
まずランク付け合戦のスパイラルは、他人の優位性の誇示に対抗して自分の優位性を示そうという姿勢から始まります。無意識で対抗してしまうこともあるため、客観的に自分が晒されている状況を判断しつつ、他人が何らかの言動で優位性を示してきたら、それに乗って一方的にその人を褒めるというのも手です。褒められると悪い気はしませんし、何より「自分はこれだけ優位なんだぞ！」と振りかざした拳を下ろす場所が無くなってしまうため、優位性の誇示の空振りに終わらせることができます。
また相手との関係性にもよりますが、「いやいや、そんなのマウンティングじゃあるまいし」とわざと名前を出して体裁を『冗談』に付け替えることで受け流してしまうのも有効な手段です。無意識に行っている相手に、歓迎すべき行為でないことを認識させて注意を促すことで、防止することができるかもしれません。